株式会社
松野町農林公社
まちの基幹産業である「農業」。地域を支えるその生業を時に縁の下で、時に先頭に立ちながら未来へ繋ぐ企業です。1998年に設立後、地域の農業従事者のサポートや試験作物の栽培を主軸に、多様なニーズに応える「高付加価値・省力型農業」に取り組んでいます。
基幹産業を「開墾する」
県内有数の桃の産地である松野町は、清らかな水源と昼夜の気温差などの自然環境に恵まれ、多くの作物が毎年収穫されています。
一方で、近年に入って樹勢や地力の衰えによる収量の低下、高齢化による放任園の拡大も進みつつあります。
松野町農林公社では、そういった耕作放棄地の再生を皮切りに、地域の農家さんへの普及を前提とした「新規作物の試験的植栽」や収穫物を加工した「新商品開発」など、地域の農業の発展に努めています。
基幹産業を「耕す」
土は耕すことで新鮮な空気が入り、微生物たちが元気になって地力が上がります。また、良く耕された土には根がしっかりと張ります。
松野町農林公社は、高齢化によって手が回らくなった現場への人的支援をはじめ、新たな担い手の育成、試験栽培で安定的に成果が得られた作物の普及を通じて、時代の変化に揺るがない「根強い産業化」を目指しています。
この派遣先での業務(一例)
∼町内で収穫された梅の受け入れから一次加工まで∼
◆ 一日の流れ ◆
8:30 梅加工場に集合(受け入れ開始)
14:00 その日の受け入れ締め切り
17:00 業務終了
※あくまでも一例です。派遣先での業務は時期や天候によって変わります。
梅の貯蔵タンクへの漬け込み作業
加工場へ持ち込まれた梅の受け入れ業務
受け入れした梅の選別作業
選別済みの梅の計量作業
計量済みの梅の水漬け作業(50分)
水漬けの間、清掃業務
受け入れの合間に交代で休憩(60分)
◆ 各業務詳細 ◆
梅の受け入れ業務
梅の持ち込みに来た事業者さんの受付対応。
梅の入ったキャリーを受け取ります。
梅の選別
品質毎(A・B・格外)の選別を目視で行います。
サイズ毎(6段階)の選別は機械が行います。
梅の計量
選別された各キャリーを計量器に乗せて重さを測ります。
梅の水漬け
虫を取り除く為に、貯水タンクの中へ梅を移します。
浮いてきた虫は網ですくい取ります。
梅の塩漬け
塩漬け用の貯蔵タンクへ移し、塩分を調整します。
魅力、積めるキャリア
・収穫物の加工工程について知ることが出来ます
・特定の品目についての知識が身に付きます
・農業の「流通」について学ぶことが出来ます
・農業の6次化に関心を持つ人におすすめです
・特産品の一つを担うやりがいがあります
・農家コミュニティへ繋がることが出来ます
・体を使った外での仕事が出来ます
大変さ
・力を使う作業があります(1キャリー20kg)
・水仕事が多いです
・虫の処理があります(すくい取り)
・基本的に立ち仕事です
・気候によっては暑さが厳しいです